【ニュース】連日バンコクで持ちきりの話題、大気汚染PM2.5とN95マスク。

人って、目にはっきりと見えないものにはあまり注意を払わないものなんです。わたしは耳かき棒にやられたことがあります。長年使い込んだ竹製の、見た目はいたって普通の耳かき棒。タイの高湿度でこれにカビが繁殖していて、カキカキ続けてたら外耳道真菌症になり1か月の通院治療…。

 

タイ バンコク PM2.5 大気汚染 リアルタイム N95 マスク

 

この記事の主な内容

 

・PM2.5って?健康への影響は?

・マスク不足、その時バンコクでは。

・KN95、N95、N90、PM2.5対応マスクの違い。

・日本から持って来たマスクが空港で没収?課税?

・PM2.5の濃度をリアルタイムで確認出来るサイト。

・個人が取る対策(への個人的な思い)。

 

 

PM2.5の大きさ2.5ミクロン → 目に見えない

 

タイ バンコク PM2.5 大気汚染 リアルタイム N95 マスク

髪の毛の太さは60〜80ミクロン、花粉の大きさは30ミクロン、人の赤血球は7ミクロン、一般的なマスクの隙間は5ミクロン、PM2.5は2.5ミクロン、細菌は1ミクロン、ウィルスは0.1ミクロン(※飛沫として拡散するウィルスは水分に覆われ5ミクロン以上)、アスベストは0.01ミクロン以下。ちなみに中国から日本へ飛んでくる黄砂は4ミクロン。

 

PM2.5とは

 

PM2.5という物質があるわけではなく、径が2.5ミクロン以下の粒子の総称。自動車の排気ガスや工場が出す煙など物質の燃焼により発生するもの、土や火山、黄砂などに由来するものなどなど。

 

人体への影響としては肺の奥まで入り込むことが出来るため気管支炎や喘息などの呼吸器疾患や不整脈などの循環器系疾患を引き起こしたり、肺がんのリスクを高めたりする。10歳未満の子供の場合はアレルギー発症の原因となったり、妊婦の場合は胎児に影響を与える危険もある。

 

普通のマスクの隙間を通る目には見えないPM2.5。目の前の空気が埃っぽいように見えなくてもワサワサと舞っているかもしれないPM2.5。バンコク都内のPM2.5の主な発生源ディーゼルエンジンの粉塵が5割強屋外で何かを燃やした煙が3割強で、残りは工場や他の場所から風に乗って運ばれてくるものだそうです。

 

マスク選びのポイント

何ミクロンのものを、何パーセントカット出来るのか。

 

この絵を作っていて”普通のマスクは風邪をひいている人が菌をばら撒かないために使うもの”だということがよくわかった。細菌とウィルス、PM2.5より小さいやん…。普通のマスクじゃ防げてないやん…。

 

 

PM2.5をブロックするN95マスク → 品薄

 

タイ バンコク PM2.5 大気汚染 リアルタイム N95 マスク

(引用元:NationPhoto スーパーの Tesco Lotus もN95マスクを20,000枚無料配布)

 

このN95マスクっていうのをオフィス街の一般人がすると口元は仰々しいのに足元はいつものキティちゃんサンダルとか、首から上が非日常、首から下はごく日常、みたいなね。

 

バンコク都内数か所では政府から1000枚単位のN95マスクが無料配布されたり、飛散を抑えるためにタイ空軍が上空から放水してくれたりしてます。薬局で手に入らなかったらオンラインショッピングサイトで探す手もありますが、うーん、販売実績のないショップ(急にマスク売りはじめました系)が目立つなあ。

 

普通のマスクでなんとか間に合わせたい場合は内側にティッシュを2枚重ねることでPM2.5のブロック率を91%以上に出来るそうな。ティッシュが内側にあったら…、モソモソするよね?唇に貼り付くよね?

 

 

マスクの種類、KN95、N95、N90の違い

 

タイ バンコク PM2.5 大気汚染 リアルタイム N95 マスク

PM2.5対策に推奨されているN95マスク以外に、KN95や、N90といったマスクも出回っていて、いったい何がどう違うのか調べました。まず、「N95」が何を表しているか説明すると、耐油性はなく(Not resistant to oil)試験粒子を95%以上捕集しますという米国労働安全衛生研究所(NIOSH)の規格をクリアしたフィルターであることを表して「N95」。他に、耐油性あり(Resistant to oil)の「R」や、防油性あり(Oil Proof)の「P」があり、捕集率も「99」や「100」があります。つまり、N95とN90はアメリカ規格の耐油性はなく捕集率が異なるフィルターを使用しているということ。

 

KN95は、簡単に言えば「中国で製造されたN95」。ガムテープやバンドエイドでお馴染みの3M(化学素材メーカー)がアメリカで製造したものならN95、中国で製造したものならKN95。これが日本になるとまた独自規格のDS1DS2などがあり、N95に相当するのはDS2マスクだそうです。

 

KN95 สามารถกรองอนุภาคของฝุ่น ฟูมโลหะ และละอองขนาดเล็กได้ ผ่านการรับรองตามมาตรฐาน GB2626-2006ประสิทธิภาพในการกรองอนุภาคที่ไม่ใช่น้ำมัน ที่มีขนาด 0.3 ไมครอน ได้ ≥ 95%

 

KN95は金属製の微粒子を含む粉塵を捕集することが出来ます。GB2626-2006規格に準拠し、0.3ミクロン以上の非油性粒子を95%以上捕集します。

 

(3M Nexcare Respirator KN95の商品説明より)

 

いずれもフィルター自体の性能を表しておりマスクの密着性を保証しているものではありません。オンラインショッピングサイトでは「N95」と言いながら実際は「N90」を売っていたり、商品名と商品画像が食い違ってたりするのをよく見かけるので、購入の際はよく確認した方がいいですね。

 

海外からのN95マスクの持ち込みは課税対象?

 

というギョッとするニュースがありました。なんでも、埃だけでなく病原菌やバクテリアまで防ぐタイプのマスクは医療機器と見なされ税関で5%の課税対象となると。さらに持ち込み許可書も必要だと。

 

この件に関して税関は、「20,000バーツ以下で個人使用目的であれば課税は免除する」としています。ただし、「持ち込もうとしているものに商用性のある場合にはその価値が20,000バーツを超えていなくても課税対象とする」とのことです。

 

個人がタイへハンドキャリー出来るマスクは、

粉塵除去だけを目的とした、商用でない20,000バーツ未満のもの。

 

埃のみをブロックするマスクであれば課税対象にはならず、細菌やウィルスまでブロックするマスクは医療機器と見なされ課税対象になり持ち込みには許可書が必要。タイへ一度に大量のマスクをハンドキャリーしようと考えている人、万が一空港で税関に止められた時に、「個人的に使用します、粉塵用のマスクです」と言えるようにしておこうね。

 

参照)タイ税関からのお知らせ(タイ語)

 

 

PM2.5をリアルタイムで確認出来るタイ国内のサイトと海外のサイト

 

タイ バンコク PM2.5 大気汚染 リアルタイム N95 マスク

Air Quality and Noise Management Bureau (Pollution Control Department)

http://air4thai.pcd.go.th/webV2/

 

 

タイ バンコク PM2.5 大気汚染 リアルタイム N95 マスク

Air Quality Index

http://aqicn.org/city/bangkok/

 

 

タイ バンコク PM2.5 大気汚染 リアルタイム N95 マスク

AirVisual Earth

https://www.airvisual.com/earth

 

 

個人はどれくらい対策を取ればいいか

 

それは個々人で判断して決めたらいいと思う。日常の行動パターンだったり行動範囲だったり体質だったり妊婦だったり子供だったり年配者だったり健康意識だったり、それぞれ違うから。誰かが大声で何かを言っていても、誰も何も言ってくれなくても、自分に合った対策が何かを自分で考えて、考えるための材料(事実)を集めて、それで判断したらいいと思う。大気汚染に限らず情勢不安とか災害などの場面でも同じように。

 

 

参考記事)

 

 

タイ バンコク PM2.5 大気汚染 リアルタイム N95 マスク

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